ウイルス・細菌感染予防について

磯村歯科医院では、日頃より当院にかかる患者様の全身の健康状態を問診など基に
情報を得るようにしています。
中には実際に患者様からお申し出がない場合は気付かない事もあり、
完全に把握する事は困難でもあります。
しかし、血液や唾液・体液を介して感染する微生物は存在しますので、
血液媒介病原体を含む血液や体液などが付着した針を刺したり、
目や鼻、口の中などの粘膜へ曝露があると、その人は血液媒介病原体に
感染する危険性があります。
当医院では処置に当たる私たち職員自身、そして患者様から別の患者様への
感染を予防するために、標準予防策として
「あらゆる人の血液、全ての体液、汗以外の分泌物、排せつ物、損傷のある皮膚、および粘膜には感染症があると考えて取り扱う」という考え方を基盤に感染予防を行っています。

目次

新型コロナウイルスの感染予防にもお勧めです!

米国立アレルギー感染症研究所より参照


毎日ニュースで新型コロナウイルスの感染状況が報道され、当院がある愛知県一宮市でも感染者が確認されたとの事。
見えないウイルスに対しての不安は大きいですね。
歯科医院で行われる治療は、様々な病気の感染リスクが高いため、日頃より感染対策には最大に気を配っていますので、実際に当院で行っている感染予防対策をご紹介いたします。
エピオスシステム
当院では、厚生労働省が認可した検査機関より
「歯科治療水安全認定施設」として認可を頂いています。
私たちが使用している「歯科治療水」とは、私たちの血液中にある
免疫成分 次亜塩素酸(HClO)と言う成分を高純度の塩と水を使って
電気分解した電解機能水の事です。
この「歯科治療水」をポイックウォーターと呼んでいます。
ポイックウォーターには、強い殺菌力があります。
また、たんぱく質を分解する力もあります。
たんぱく質を分解する力は、お口の中の汚れに対して効果的です。
歯磨き前に20秒ほどブクブクうがいをしっかりと行う事で、
歯ブラシを行う際汚れを落としやすくします。
もちろん、お口の中の細菌やウイルスに対しても効果を発揮します。

一般的な消毒剤とポイックウォーターの比較

一般的な消毒剤として利用されることの多い
「次亜塩素酸ナトリウム水溶液(NaCIO)」と
ポイックウォーターを比較すると
ポイックウォーターの濃度10~30ppmは次亜塩素酸ナトリウム溶液1000ppmと同じレベルになります。
すなわち、約80倍の効果があります!!!!!

当院では、このポイックウォーターを治療ユニットの器具やうがいの水、
そして器具の洗浄など様々なものに利用しています。
ちなみに、ホームケア用にお出ししているポイックウォーターの濃度は500ppmです。

このポイックウォーター、ほぼ全ての細菌・ウイルス(コロナウイルス・ノロウイルス・O-157・MRSA・肝炎・エイズ(HIV)・大腸菌・黄色ブドウ球菌・サルモネラ菌・緑膿菌・レンサ球菌・枯草菌・カンジダ・黒コウジカビなど)を殺菌効果があることから
現在当院の入り口と職員用の入り口に、スプレータイプの容器に
ホームケア用の500ppmのポイックウォーターを入れ院内に入る際には
ポイックウォーターをスプレーして頂いております。

職員は常にこのポイックウォーターで手洗い、仕事についています。

コロナウイルスは粘膜から細胞へ侵入する事で感染します

風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスは、飛沫感染、接触感染より
感染することはご存知かと思います。
私たちの生活の中で、様々なものに飛沫した細菌やウイルスが手指に付着し、
その手で口や鼻、目を触る事が感染の第一歩となります。

一般的な風邪は細菌かウイルスのどちらかが原因で発症しますが、
そのメカニズムは異なります。細菌は粘膜に付着するだけで、
炎症を起こし喉が痛い。熱が出る。などの炎症症状がでます。
一方インフルエンザや新型コロナウイルスなどのウイルスは
粘膜に付着しただけでは発症しません。
粘膜から細胞の中に入り込むことで感染します!

ですから、外出先からの帰宅時や調理前後、食事前などにしっかりと
手洗いを行うことが重要だと言われています。
また、アルコール消毒も薦められていますが、アルコール消毒を繰り返すと
皮膚が荒れる欠点があります。荒れた皮膚の表面には
ウイルスが付着しやすい事から
当院ではポイックでの手洗い消毒をお勧めしています。

ポイックウォーターはアルコール成分が含まれていない為、
揮発する事がありませんので、ポイックウォーターで消毒した後、
清潔なペーパータオルなどでしっかりと水分をふき取ってください。

歯周病菌がウイルスの活性化を促進

日本歯科医師会では、歯とお口の重要性を啓発すべく日本歯科医師会HPコンテンツ「日歯8020テレビ」を制作されています。

 例年12月~3月頃に流行するインフルエンザについて、効果的な予防法があります。
それは、「歯みがき」をすることです。
口の中にある細菌、特に「歯周病菌」はインフルエンザウイルスの感染力を高めることが分かっています。
現在世界中で蔓延している新型コロナウイルスに関しても、
インフルエンザと同様に考えられるのでは。と思います。

日本歯科医師会のサイトでは、歯周病菌がもつタンパク分解酵素は
ウイルスの表面にある「ヘマグルチニン(HA)に作用して
ウイルスを活性化させ、インフルエンザなどにかかりやすくなる。
ウイルス単独で細胞への感染よりも、歯周病菌が加わった場合の方が
感染拡大する事が分かっています。
歯周病菌を除去し、感染症を予防するためにも
日頃からお口の中を清潔に保つことがとても重要です。

日本歯科医師会8020テレビ


日本歯科医師会は、インフルエンザ感染のメカニズム、インフルエンザの
予防について歯みがきが有効であるという内容の動画もアップしています。
是非インフルエンザなどの予防にお役立てください。
日本歯科医師会HP「日歯8020テレビ」https://www.jda.or.jp/tv/96.html

この記事を書いた人

医療法人育徳会のキャラクターの「いくみん」です。磯村医院や磯村歯科医院など色んなところに登場します。みなさんに分かりやすい情報を伝えるためにも、情報発信をしていきます。

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