アフターコロナ「新常識の時代」の始まりに向けて
ようやく緊急事態宣言が解除されました。
世界中で、新型コロナウイルスが流行り
この2ヶ月で世の中も個人レベルでも色々な事が変わりました。
緊急事態宣言が解除され喜ぶ声が聞かれる中、北九州市では数日で感染者数が急増し
3月頃の感染が広がる前の状態に戻っている感じがする。とも報道されている事もあり
経済活動が徐々に再開され始めましたが、まだまだ心配な日が続きそうです。
今まで普通にできていたことが、普通にできず、普通じゃないことが普通になる。
2020年はニューノーマルが新常識の時代の始まりとなりそうですね。
今までは冬の季節になると、インフルエンザウイルスの予防として
マスクや手洗い、うがい、予防接種、ビタミンを摂る。などの対策が
自然と生活の中にありましたが
これからはウイルスに対しても、季節性のインフルエンザだけにとどまらず
季節問わず、コロナウイルスとも共存を考えていくというのも、新常識となりそうですね。
磯村歯科医院では、感染拡大の不安の中でも少しでも免疫力をあげて、健康な生活を維持するために
「良質な栄養」と「良質な睡眠」をとるための入り口となるお口の中の状態
環境を今までに増して重要と捉え取り組みを始めています。
「良質な栄養」って
日頃私たちは様々な食べ物や飲み物を口にしています。
それらの食べ物は栄養価が高いでしょうか?それともカロリーが高いでしょうか?
栄養素としてちゃんと体に取り込まれているでしょうか?
「美味しい」「この味好き」「さっぱり」「こってり」味に対して意識は働きますが、その食べ物に含まれている栄養素はなんだろ?なんて考えながら食事をする事はあまりないのではないでしょうか。
「栄養」とは、体外から摂取した栄養素を原料として、消化・吸収・代謝することで、生命を維持し、成長に必要な成分をつくる一連の流れのことです。
栄養素は、食べ物の中に含まれている様々な物質のうち、私たちの体に不要不可欠な成分で食品中の栄養素は体の中で吸収され、エネルギーになり、体の組織(筋肉、血液、骨など)をつくり、体調を整えてくれます。
エネルギー源になる栄養素として、「糖質」「脂質」「タンパク質」がありますよね。
これらを3大栄養素といいます。
そして、この3大栄養素に微量元素である、ビタミンとミネラルを加えたものを5大栄養素といいます。
3大栄養素は体内でエネルギー源や体の組織を作る働きをし、ビタミン、ミネラルは体の調子を整える働きをします。
体に必要な栄養素の基になる食事をした際、しっかりとお口の中で食べ物を噛み砕き、唾液と共に消化しやすい状態にする。食べ物を栄養素として取り入れるための最初の働きは
上下の歯でしっかりと噛むことをしないと吸収が悪くなります。
自分の歯でも、入れ歯でも「しっかりと噛む」事ができるかどうかが重要です。
例え、ご自分の歯が全てあったとしても歯並びが悪かったり、虫歯や歯周病でしっかりと噛むことができなければ、しっかりと噛める入れ歯を入れている方に比べると栄養素の吸収は上手くできていないと思います。
栄養素が上手く体に吸収できなければ、免疫力の低下につながります。
「免疫力を上げよう!」とよく聞くけど・・・
免疫と言うのは、私たちの体にある機能で、病原菌やウイルスから身体を守り健康を維持する防護システムですが、体内で免疫力を司っているのは、血液中の白血球です。
白血球は、リンパ球、マクロファージ、顆粒球、樹状細胞に分かれています。
免疫機能が正しく働いてもらう為に重要なのは「生活習慣の改善」です。
気を付けて頂きたい幾つかのポイントは!
1. 食事(栄養)
質の良い栄養を摂る。
砂糖を控える。砂糖を沢山摂取すると白血球の動きが低下します。
2. 睡眠
7~8時間の睡眠が最も健康被害が少ないとされています。
質の良い睡眠がとれると成長ホルモンが分泌されます。
無呼吸症などで、質が悪い睡眠では「8時間寝てる」と言っても
実際はそうではありません。
3. ストレス
ストレスが溜まると体内のビタミンCが大量に消費されます。
笑う事は良い事です。逆に嫌なニュースを見たり聞いたりし続けると
ネガティブな感情が脳内に広がり、ストレスが溜まると言われています。
「笑う」事は副交感神経を優位にさせます。副交感神経が優位になると
リンパ球が増えて免疫力が向上します。ただ、増えすぎは免疫過剰で問題です。
4. 体を温める
免疫細胞である白血球は体温が上がると活発に動き出します。
低体温になると、白血球、リンパ球の働きが弱くなり、細菌やウイルスと戦う力が
弱くなります。
5. たばこ
喫煙により繊毛は短くなり、抜けおちる事も。その結果、粘膜面から細菌やウイルス
が体に侵入しやすくなる。
免疫力を上げるポイントとしてこのようなことがあります。
そして当院が、生活習慣を改善し免疫力を上げる為にできることとして、これらのポイントの中から、先に述べた「良質な栄養」と「良質な睡眠」に向けた取り組みをしています。
良質な栄養を取り入れるために必要なお口づくりとして、一般的に行われている、虫歯治療や歯周病治療はもちろんですが、今まで定期的に歯科医院で歯周病治療として歯の掃除などしてもらったのに、良くならない方や一生懸命歯磨きしているのに、すぐに虫歯になってしまう。そんな患者様に、なぜそうなってしまうのか?しっかりと原因を見つけ、効果性の高いホームケアなどの指導や根本的歯周治療のご提案などを行っています。
また、免疫力アップに良いとされる栄養素の中には、なかなか普段の食生活の中だけでは摂り切れないものもありますので、より吸収の良い効果の高いサプリメントのご紹介もさせて頂いています。
例えば、ビタミンC
ビタミンCは白血球の中のリンパ球にあるNK細胞やT細胞の働き(ウイルスや細菌を攻撃する)を高める為に必要です。感染症などにかかってしまった場合には体内のビタミンCは大幅に低下してしまいます。ですが、ビタミンCは体内で作り出すことができませんし
一度に吸収できる量も決まっている為、ビタミンCを沢山摂取しても吸収できなかったものは尿として体外へ出てしまいます。
感染症などにかかった時には2~3時間おきに500mg~1000mgのビタミンCを補給すると良いですし、
予防の為には常にビタミンCを摂取し免疫細胞を最適化にしておくことが大切です。
当院でお勧めしているビタミンCはお子様やご年配の方にも受け入れやすい、噛んで食べるチュアブルタイプです。
虫歯菌のエサにならないキシリトールをしようしており、5粒でビタミンCが1000mgになります。
食後やお仕事の合間、おやつの一つに是非ご利用ください。
煙草を吸われる方は、禁煙をお勧めしますが「どうしてもやめられない。」とおっしゃる方にも
煙草を吸われた後にビタミンCチュアブルをお勧めしています。
その他、慢性的な病気や老化にお悩みの方には、身体のサビ対策。酸化対策に
最強の抗酸化成分、グルタチオンなどご紹介させて頂いています。
お気軽にお問い合わせください。
「良質な睡眠」については、また次回の投稿で。