大阪で心療内科、精神内科、栄養療法を開業されている小出先生が発信されている情報の中に知的障害、発達障害が増加しているというものを見ました。
小出先生によると
発達障害の診断は臨床症状と生育歴で行い、知的障害の診断は知能検査で行います。
発達障害の診断のための検査として同様に知能検査も行います。
知能検査で、全般的に問題がある場合が知的障害となり、部分的に問題がある場合は
達障害を疑います。療育手帳は知的障害のあることを証明する障害者手帳です。
大阪府の岸和田市の交付者の総数の推移ですが、大幅に増えています。
と書かれています。
じゃあ愛知県はどうなの?と思い調べてみました。
愛知県障害福祉計画によると、愛知県の人口構成として
平成 29 年4月1日現在の本県の人口は、750 万 5,526 人で、平成 17 年と比べ 25 万 822 人増え、3.5%の増加となっています。 年齢3区分で見ると、0~14 歳、15~64 歳は年々減少しているのに対し、65 歳以上 の高齢者は年々増加しており、平成 29 年の本県の高齢化率(65 歳以上の割合)は 24.2% となっています。
障がいのある人の状況は、人口比率により愛知県内における障害のある人の概数を推計する と、身体障害者 23 万2千人、知的障害者4万4千人、精神障害者 23 万1千人、合計 で 50 万7千人となり、県人口の 6.7%を占めています。
知的障害のある人の状況として、平成 29 年4月1日現在の本県の療育(愛護)手帳所持者数は 5 万 2,719 人となっており、県人口の 0.70%を占めています。手帳所持者数は年率 3~4%程度伸びており、平成 18 年からの増加率で見ると、軽度が最も大きくなっています。 判定別で見ると、重度判定を受けている人は 2 万 852 人で、全体の 39.6%となって います。
精神障害のある人の状況は、平成 29 年4月1日現在の本県の精神障害者保健福祉手帳所持者数は 6 万 144 人と なっており、県人口の 0.80%を占めています。 等級別で見ると、1級(重度)の障害のある人は 6,271 人で、全体の 10.4%となっています。手帳所持者数は、依然、大きな伸びを示し、平成 18 年との比較では、2.5 倍を超えています。
発達障害のある人の状況は、発達障害者支援法では、発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広 汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などの脳機能の障害で、
その症状が 通常低年齢において発現するもののとされており、また、知的発達の遅れを伴う場 合と伴わない場合があります。また、発達障害のある人は、精神障害者保健福祉手 帳、または療育(愛護)手帳の交付の対象となる場合があります。 現在、我が国や本県には、発達障害のある人の数の公的な数値はありませんが、 平成 24 年に実施された国の調査(※1)によると、小・中学校では、特別支援学級 だけでなく、通常の学級に発達障害の可能性のある児童生徒が 6.5%在籍していると の結果が示されています。 また、国の通知(※2)においては、発達障害者支援法の対象として想定される 障害は、脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもののうち、 ICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)における「心理的発達の障害 (F80-F89)」及び「小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害 (F90-F98)」に含まれる障害であるとされており、これらの障害により、本県で精 神障害者保健福祉手帳を所持している者の人数は、平成 29 年4月1日現在で 5,097 人であり、平成 27 年と比較すると、約 1.6 倍となっています。
この問題は、日本だけではなく世界でも同じ問題が報告されています。
2014年にHoutlowらが、米国の子供の障害を2001年から2010年までの期間での変化を調べたところ、身体的障害(喘息、視覚障害、聴覚障害など)に分類される疾患の有病率は減少していましたが、神経障害や精神障害に分類され疾患の有病率は大幅に増えていたことを報告しています。
この中で、知的障害の有病率は63%増加。
2013年にLaiらは、台湾の子供の障害を2000年から2010年までの期間での変化を調べたところ、知的障害と自閉症スペクトラム症の有病率が有意に増加していたことを報告しているそうです。
小出先生は、世界的に知的障害の有病率が増えている原因は、現代食、現代医療、現代の環境にあると考えています。との事。
また、一般社団法人 日本発達障害支援協会のサイトでは、子供の約1割以上が発達障害、近年に入り発達障害の児童が増加しているとしています。
そして発達障害増加の原因として、遺伝的原因と環境的原因を上げています。
環境的原因には
1、 腸内フローラのバランスが崩れる事によって発生する腸内環境悪化
2、 農薬や有害重金属などの有害物質蓄積
3、 機能性低血糖症や成長ホルモンの分泌不足、ホルモンバランス異常
4、 炭水化物、たんぱく質、脂質などの3大栄養素をはじめとするビタミン、ミネラルなどの栄養不足
5、 妊娠中の母体の胎内環境悪化
6、 その他
こちらでも食事の関連を上げておられます。私たち歯科にも関わりのある有害重金属もやはりです。
当院では、トータルヘルスプログラムとして口腔内の細菌叢(口腔内フローラ)を改善する事で、腸内環境(腸内フローラ)を整える。歯科から始めるカラダの健康に取り組んでいます。
また、金属アレルギーの為害性を考え、古い歯科金属のやり替え治療やカラダに優しいセラミック治療を推奨しています。
また無呼吸症候群や栄養についてのお話もさせて頂いています。
私たちが子供の頃、学校で学んできた栄養の話は古典栄養学と言われるようになってきています。戦後はカロリーになる物が大切とされてきましたが、現在こうした考えによってつくられた食生活の結果と言ってよいのか…ですが
アレルギー、癌、認知症、知的障害などの問題があります。
薬だけ処方しても生活習慣病は治らない現実を皆さんはご存知ですよね。
日本は健康保険が整っている事により、予防について考えが遅れている面があります。その日本の医療の中で一番予防が進んでいるのが、歯科です。
歯科治療を行う際、健康保険を利用して詰める金属がカラダに良くないことは、随分知られてきたと思いますし、虫歯や歯周病は感染症ですが、自分で予防できる病気です。お困りごとはお気軽にお問い合わせください。
日々私たちが口にする食べ物で私たちのカラダを作っています。
機能性を考えた栄養学に注目していく時代になっています。
お困りごとはお気軽にお問い合わせください。
からの情報を参考にさせて頂きました。